天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第2章 ~いけない関係~
なるほど、凛音は興味がある年頃、俺が好きでしたいだけじゃないのか。
「凛音、気をつけろよ……あまりそういう事に積極的だと、勘違いする男もいるからな……俺みたいに」
「わかってるよ……こんな風になるのはお兄ちゃんの前だけだよ」
コイツは……サラリと俺を喜ばせる。
「ならいい……」
「お兄ちゃん……もしかしてヤキモチ?」
「……悪いか、妹に妬いたら」
「ううん、嬉しいっ!」
凛音は、ムギュっと俺に抱きついてくる。
くっ、だから……抱きつくとあたるんだって。
もう、どうにかなってしまいそうだ。