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恋愛ゲーム

第2章 *騙された



私は現在、目に見えて機嫌が悪いと思う。


「私は、真理(まり)で〜す。好きな食べ物は、甘いものかなぁ〜」

「――私ゎ」


次々に自己紹介をしていく友達に親友。



出来るならば身近な人のこんな猫なで声なんて聞きたくなかった。


だいたい真理は、この前甘い物は大嫌いって言ってたじゃん。と言いたい気持ちをどうにか抑える。


私の機嫌なんてお構いなしに、合コンは進行して行き、ついに自己紹介は私の番になった。


「……」


だけど私は何も話さない。早く自己紹介くらいしなさい。と言うオーラを感じるものの私は口を開く気は、さらさら無い。


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