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恋愛ゲーム

第2章 *騙された



そんな私を見かねてか、私の親友である真理が口を開いた。


「この子は、那智。見ての通り、あんまり話さないけど照れてるだけだから気にしないでね」


語尾にハートがつきそうな勢いだが気にしない。


だけどそんなことより、


何してくれてんだ!!



今日ほど親友を呪ったことなど無いだろう。


下手にフォローしたせいで、私が本当に照れてるように見られている。



私は普段なら頼りになる親友をぎろりと睨むが、「照れない、照れない」と言いながら、にやにや笑われ、上手く交わされる。


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