
紫響繚乱
第732章 6月 26日
雨が止んで
蒸し暑かった部屋から
少し、脱出。
風が強い感じだけど、蒸してた熱を消してくれるかのように
吹く風が気持ち良くて。
ちょっと、夜の散歩に出て来た。
あれだけ、注意報が出るくらい降ってた雨もいい感じに止んで
風に流される雲の合間から
ここぞとばかりに顔を覗かせる半月に癒された瞬間。
雲が分厚かったら、きっと夜道も真っ暗で
あまり街灯もない場所だから怖かったかもだけれど
時々、恥ずかしそうに
控えめに雲から顔を出しては、暗闇を照らしてくれる月灯りが凄く明るくて
全然怖くなかった。
それより
凄く気分が良くて。
ほんの10分程度の散歩だったんだけど
いい気分転換になったな。
