“さくら”が散る前に…
第4章 彼女の気持ち
「はぁ~~~~」
俺は大きな溜め息を漏らしながら 頬杖をつき 彼女を見つめていた
「何々~?もしかして嫉妬しちゃってんの?」
俺の前の席に座り ニヤニヤ顔の恭介が言ってきた
俺は また小さく溜め息を漏らして
「あぁ そうだよ!嫉妬してるよ!!悪いかっ!」
と 恭介を睨み付けながら言うと 恭介は
「わぁお?!瞬がいつにも増して大胆発言!!」
と 言いながら ケラケラ笑っていた
「………ったく」
俺がそっぽを向くと
「悪い悪い…ククッ……」
恭介は まだ笑いが止まらないのかお腹を抱えて笑っている