無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

涙が…こぼれないように…


夜空を見ていたのに……






不意に名前を呼ばれ…


体制を戻してしまう―――…









『…大…島…さ…ん…』







黒一色の空から…一変…




私の全てを知っていて…必要としてくれた……





大島と言う存在に――――




『うっ…ぁあああああああ…』



涙が溢れだし…


声を上げて―――――…








泣いた…









我慢……してたのに…






『うっ…あっ…あああ…あああ…ううう…ああぁ…』



「芽依子！…芽依子！」


大島は…この状況を解っているかのように…



私に駆け寄り…抱きしめた!!!




「芽依子……大丈夫か？」






『おっ…大島…さああああああん…ああぁ…』



恥ずかしいが……止まらない…


私は…大島の胸で泣いた……




大島の息は荒く…ここまで走ってきたみたいだった…



心臓も…すごくドキドキと…音か高い…




何で…………走って来たの？




「芽依子…大丈夫だよ…



俺が居る―――――――」