
残業・メモ子
第54章 公園
『…私……汚い…女なんだよ…
止めたくても…止められなかった…
何か感じたくて…人の情事をメモしてたの…
変態…痴女って……思って罵って…軽蔑して…いいんだよ!
石割さんは…ダメだよ…こんな…女…好きになっちゃ…』
石割は…ブンブンと大きく首を振る……
「……うん…
でも―――――好きです…」
『//////石割…さん…』
石割と…私の…気持ちに…棘がなくなった――――…
と…ギュッっと抱きしめられた…
あ…まだ……
///大島の腕の中だった!!!
「……なら……石割、失恋決定って事で!」
大島は、私を抱き寄せると!石割に向かってベーっと舌を出した!
「は?何でですか!」
「お前は、この状況が解りませんか?
熱く抱きしめ会っているこの状況!」
「は?…たまたま、ですよね…
本来は、傷つけた俺が抱きしめるのが正解なので!早く手を離してください!
芽依子さんが、嫌がってます!」
「黙れ!小僧!!!」
「……もののけですか?
似てないし――――――…」
『ぷっ…』
「……あっ…笑った…」
「ホントだ……」
私は……スープポットを抱きしめ……クスクスと…笑っていた…
“一人ぼっちの…夜…”
は………泣いて…笑って…
救われた―――――――…
