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残業・メモ子

第59章 静隣

私達は…離れて…座り……

お互いの表情が見えない場所で……息を殺し…


隣の小会議室の…様子を観察していた…






大島とは……場所が狭かったため…寄り添っていたが…


ここは…離れていても大丈夫なくらい広い…





だから……小野寺さんと福島課長の激しいセックス中…藤原の反応は……解らなかった…





……何だか…静かな隣の会議室に…




藤原といる事が……おかしくて……




メモを取る事は出来なかった…













しかし……




母の名前が―――――…



出てくるなんて……






「…おい…大丈夫か?
顔色……悪いぞ――――…」



藤原は…私に近づき…少し…距離を開けて…座った…











藤原…も…関わっている…


この企画――――――…





私は……そっ…と、



眼鏡を…外した――――…








『“新道 理香子”は……


私の母です―――――…』






「…芽依子……今の…話の…娘って…お前か…?」







私は……頷いた―――――…







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