
残業・メモ子
第60章 仕事
「あっ…あっ…あっ…
メイコ…あ…メイコ…………メイコ…」
大島の呼吸は荒くなる……
私の名前を何度も囁く……
「……あ…イキ…そう…」
ドキン!!!っと…胸の奥が高鳴った!!!
私は…うっすら…目を開けた…
目の前に…真っ赤になった大島の耳たぶがあった――――…
『大島……さ…ん……』
私は……赤く熟れた果物のような耳たぶを…
唇で――――――挟んだ…
「め!!!メイ…――――コ…
う゛――――――――!!!」
大島の体は…ビク!っと大きく跳ね…
肩が上がり………ピクピクっと…痙攣し…ゆっくり力が抜けて行った―――――…
「/////芽依子……さんきゅ」
嬉しかった………
……力になれた………
それが…嬉しかったのだ――…
私は……
ギュッ…っと…
大島を抱きしめた……
