
残業・メモ子
第71章 緩体
『…母…は――?
声がしたから―――――…』
藤原は、外の景色に目をやった…
「…隣の部屋で――――…警察に説明している――…
あんなナメクジ野郎でも…新道にとっては、部下だった訳だし……」
私は、藤原を見た――――…
“芽依子―――――――!!!”
ドア超しの…藤原の…声を……////…
思い出す―――――――…
『藤原さん………』
「ん……何だ?」
『助けに来てくれて…
―――――…ありがとう』
「/////…」
藤原は……立ち上がり…
私のベッドに腰を下ろした…
「芽依子―――――――…
…よく…堪えたな………」
そう言うと……優しい顔で…
私を…抱きしめた――――…
『/////……ふ…藤原さ…ん……』
