
残業・メモ子
第76章 手帳
大島は、呼び出しボタンで石割を呼ぶと…
ビール、ポテト…と、そのほか飲み屋並のおつまみを注文した!
「大島さん…ここ…飲み屋じゃないんすけど…」
呆れ顔の石割に、今日の高橋と畠山の件を話した!
少し納得した、石割は…キッチンへ向かった…
と……少しして…私の目の前にシーフードサラダが置かれた…
「?あれ?サラダ…注文してませんけど?石割君?」
「…注文内容…ヘビーなのばっかりだったから、追加しときましたー!
芽依子さん、少食なの知ってて!ったく…飲んだくれヤローはこれだから!」
『あ……ありがと…』
注文を聞いていなかった私は…サラダにホッとしていた…
「気がつきすぎで…キモイ」
藤原は、サラダをォークで突き刺し…口に運ぶ…
「あっ!藤原が食うな!」
石割が藤原を注意しつつ…ビールをグイグイ頬におしつけている…
その様子を…大島が…はいはい…と宥める…
なんだか…変なの―――…
『プッ!アハハハ!』
私は…吹き出し笑った
