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残業・メモ子

第76章 手帳

『…なんだか…三人…兄弟みたいだよ?』



「「はぁ〜?」」



藤原と石割は…冗談じゃない!!!と…絡むのを止めた!!!



私は、そんなのも…可笑しくて笑った…



「…なんだ、ちゃんと…笑えますね。芽依子さん…」



石割は、微笑むと…


「ニュースで見ました…お母さんの件…

俺……何もしてあげれなかったから……」



心配そうに…私の前にビールを置いた…



『いいよ……
解決したし――――――…
それに…これ以上、石割さんに優しくされたら…私太っちゃう…。
いつもありがとう。』




石割は、へへへっと笑うと、「そっか……わかった」と…キッチンへ向かう―――…


母の件は……ニュースにもなり…一時期ワイドショーにも取り上げられ…


私の存在も…明るみになった…



落ち着くまで…時間がかかるかと思ったが…



大物芸能人の結婚や不倫報道と重なり…


呆気なく世間は、母の事件に感心がなくなって行った――――…



私自信も……


意外にスッキリしていて……


たまに…母の心配までしていた…





強くなったのか…な…?





ふと――――…目の前の…


藤原と…大島の目線に気がつく…






『/////…乾杯…しよっか?』




「「ああ…」」


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