俺の妹はこんなに可愛い。
第4章 『 下ネタ過ぎて、妹っちゃう♪』
そのあと母と3人の妹たちの家に行き、俺は誕生日ケーキを食べ――られた。
長女「デカい苺のところは、私のっ!」
次女「なら、上に乗ってるチョコはあたしのっ!」
三女「ぜんぶ、あたちの~っ!」
夕飯は残した癖に、冷蔵庫からそれが登場してくるや否や我よ我よと、 “美味しい部分争奪戦" をはじめる彼女たち。(※残された夕飯は、さっきの脇役がおいしく残飯処理させていただきました)
長女&次女&三女『ハッピバースデ~、にいちゃ~ん♪ ハッピバースデ~、にいちゃん~♪』
俺「ウルウル……ありがとうっ、親愛なるみんなたちっ……ウルウル」
しかしロウソクを立てたあと歌ってもらったこの歌で、脇役はもういちど本日の主役に配役され直した。
親愛なるみんなたち『ハッピバースデ~♪ Dear♪ にいちゃん――』
“三女"「フ~っ」
俺「…………」
親愛なるみんなたち『――ハッピバースデ~、TO YOU~♪』
信頼なきみんなたち『さあ、食べよ食べよ! 私おっきいとこね~』
信頼なきみんなたち『えええ、あたしがそれがいい~!』
信頼なきみんなたち『ぜんぶ、あたちの~!』
母親「ww」
ロウソクの炎と共に本日の主役の座も、吹き飛ばされていった。