テキストサイズ

俺の妹はこんなに可愛い。

第5章 『幼児体系で、妹っちゃう♪』

 




 午後1時! ようやっと目的地に到着!
(※ちなみに家からプールまではほんの10分程度。時計の針を正午まで跨がせたのは水着厳選大会)


 そこは大人用、子供用、3歳以下の子供が入る幼児用の三つのプールに別れていた。



長女「わーっ、広ぉーい!!」


 小学一年生の活気溢れる活発長女は、浮き輪もヘルパーも忘れて、子供用プールをカッパのごとく泳ぎ回る!



二女「待ってよ姉ちゃんーっ!」


 普段は体を動かす遊びをしたがらない年中の二女も、長女につられて、この日だけは子供用プールのカッパと化していた!



三女「あっちーもー!(訳:私も子供用プールに入りたいです)」


三女「えーだめなのー!(訳:なぜ駄目なのですか? 私が幼児だからですか、三女だからですか? 不公平ではありませんか?)」


 姉たちと共に子供用プールへ行きたがる2歳児だったがそうはいかない。仕方なく、そのフラストレーションを幼児用プールのすべり台にて発散していた! 時々、水が目に入ってたりもしたけど、はしゃいでたせいか大笑いしていた!




俺「みんな楽しそうだなあ」


 一方で18歳兄は三女の面倒を観つつ、彼女たちが使わなかった浮き輪でバイトによって披露した身体を浮かべる。  


プールの監視員『…………』


 当然のごとく監視対象にされる、子供用の浮き輪で幼児用のプールに浮かぶ高校三年生。



俺(はんっ、マークされようが構うもんか、こちとら――)




妹たち『せーのっ』



俺「……うぶあああ!!」

 


 浮き輪ごとひっくり返されてしまう保護者。そのあと不可抗力的に鬼役を演じることとなったお兄ちゃんが3人の犯人を追いかけて、幼児用プールでの水中鬼ごっこがはじまった。


 (そのあと監視員さんに注意された。)






 
次㌻につづく♪

ストーリーメニュー

TOPTOPへ