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モルモットを貰ってから数日が経った。
健太は、確かにフンの量が多いなと思いながらも、そんなことは気にせずちゃちゃっと片付けてしまい、調査に夢中になった。
そして、午後2時。
雄太から電話があった。
「あ、健太か。ちょっとさ、犯人らしき人を見つけて…。
今、公衆電話なんだ。」
「ええっ、どこにいるんだ。
今どこにいるんだ！」
「俺は、N町の銀行前だ。　そして、犯人は俺の少し後ろでしきりに手を振ったり、腕時計を見たりしている。」
「分かった、そこで待っててくれよ！」
と言って電話を切り、急いで出掛けようとしたその時だった。
ガチャーーーーーーーーーン！
(はっ！)
モルモットは無事かと思ってモルモットを見ると、無事も何もない。
この音をたてた張本人はモルモットだ。