
出会いの居酒屋
第1章 01 政略結婚の男
よっしゃ、覚えてないとかで決め込む
「別に二人しかいないんだからいいだろ?覚えてないとか言わないよね」
「覚えてます…すんません」
「それで、昨日の用事ってのが僕の誕生日パーティーね、君が酔いつぶれて吐いての看病で出れなかったけど」
「すんせん…誠に申し訳ありません」
「なんで裸なのかはさっき言ったよね、体の相性がいいって」
「はい…おかげで体が軽いです」
どうすりゃいいの!逃げたい!そして、服が着たい
あ、そうだ
「一日遅れだけど、私が何か誕生日を…」
「そう、なにかくれるの?」
「なにもないです…」
「だろうね、で、なんで彼氏と別れたの?」
おめぇはなんでそんな痛いところをつける
少しは気を使えバカヤロォォォォ
