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幼馴染みの先輩は・・・

第5章 転校生

「帰るぞ、圭!!」


「え・・・。」


あれ・・・この反応は・・・


「圭もしかして・・・まだ俺といたいの?」


「はっ?!」


「なんだよ、政宗このやろー!!圭を返しやがれ。」


「えー、圭はもう帰りたいの?」


「え・・・と・・・それは・・・」


めちゃくちゃ困ってる。


「どっち?」


「お、俺のところ戻って来るよな?な?!」


てか、なんで俺たち修羅場みたいになってんの?(笑)


「よ、夜までには帰ってくるから。」


「こいつに・・・兄の俺が・・・負けた、だと?!」


この人、厨二病発動してるよ。


成人男性のくせに。


「そういうわけなんで・・・さよならー。」


俺は淳サンを外へつまみ出した。


「なーんだ、そっか。俺と・・・一緒にいたかったんだー。」


「・・・もうっ!なんでいちいちエロいの?!ばぁか!」


照れてる。


圭ってすぐ照れちゃうんだよな。


「さっきの困ってる圭、可愛かったよ。」


「お、男にかわいいって言うなよ・・・。」


「え、嫌なの?」


可愛いからしょうがないじゃん。


「嫌じゃないけど・・・政宗に言われるとなんか恥ずかしい。」

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