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いまでも…

第4章 桜を見よう



俺がそうぼ-…っと考えていると、


「ねぇ...よ、横山くん?」

そう声がした。

か弱くて可愛らしい声が…

「あ!ごめん...てか横山くんやめろ!」

「ぇ、あ...ごめん」

『河井恋菜』は戸惑いながらそう答えた。


今日の朝、校門の前で言った、

『ありがとうございます』みたいに、顔を下に向けながら


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