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【雅紀side】

お嬢様が学園生活にも慣れてきた頃、あの方がやって来た…

瑠「何で……どうして…」
「そんな言い方はないだろ？」

瑠「だって……」
裕「修也だってそんな反応しなかったぞ？瑠奈は俺に戻ってきて欲しくなかったのか？」

3年前、高校を卒業してから何処かへ行ってしまった裕也様。

瑠「そんな事ないわ。」
裕「なら、そんな反応しなくてもいいじゃないか。それとも、俺の事嫌いになったか？」
瑠「そんな事ありませんわ。」
裕「じゃあ何で昔みたいにお兄様って呼ばない？」
瑠「…お兄様はもうお父様には会われたのですか？」
裕「それより…」
瑠「答えてください…」

裕「あってないよ…」
瑠「今すぐあってきて下さい。お父様も心配されております。」
裕「心配？そんなの最初だけだろ？どうせ修也の方がいいから、俺の事なんて忘れているだろ。」
瑠「そんな事ありませんわ。とにかく行ってきてください。」
裕「わかったよ。」