『彼は笑って嘘をつく』第1章「過去の記憶」　1ページ

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彼は笑って嘘をつく

第1章過去の記憶

ある古びた小屋の中で
お話をする小さな女の子と男の子

「ぼくね、しぃなちゃんがだいすきなの。
しょうらいぼくのおよめさんになって？」

「うんっ！しいなもゆうとくんだいすき。およめさんになってあげる」

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チュンチュン、鳥の鳴き声に眩しい太陽の光

(ん、もう朝。また同じ夢見たな..。)

最近私は同じ夢ばかり見る。
しかも私と優斗が５歳の頃の記憶

それは先週優斗が知らない女の子とキス
している所を偶然見てしまってからずっと
同じ夢を見ているのだ。

(何で今更こんな夢..。)