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I'll protect you.

第16章 夏休み




『「「「いただきまーす!」」」』



大量のカレーを取り分けられ、少々戸惑いながら黙々と口に運び込む



みんな食べるペースが早くてガツガツ食べている



さすが男の子だな…



「「おかわり!」」



もう二杯目!?早すぎじゃない!?


私、まだ半分も食べないよ!?


…実際、もうお腹いっぱいになってきたし



それでもなんとか半分は食べれたところで私のお腹は限界に達した


『…ッウプ』


お腹に入れた物を戻しそうになりながら食べていた


このノルマだけは達成しないとお父さんが犠牲に…ッ!



その時、私の隣から左手が差し出された



「俺が食うよ。腹減ってるし」



私の食べてくれるの…?

シン君は私の食べかけでも気にしないんだ…


シン君に受け入れられている感じがして一気にテンションが上がってしまう



シン君は私のお皿を取ってすごい早さでカレーを平らげた


そして、まだ足りなかったのかカレーをおかわりした


…男の子ってすごい


シン君にトキメキながらもみんなの食いっぷりに感心


「美味かったー!

ごちそうさまー」


そう言って食器を片付ける


私が洗って

コウキ君とシン君が拭く

カナが食器棚に食器を戻す


その間も私達の笑い声は絶えることはなかった





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