テキストサイズ

I'll protect you.

第36章 犠牲




「義理の妹も実の妹も

あんたの性欲処理の玩具か?」




どこまで人間を馬鹿にしてるんだ




「足だって普通に歩けてるじゃねーか」




練習出ねぇくせに喧嘩して蹴り入れて……




「人を蹴れるならボールも蹴れるだろ……」




こいつ、絶対にユウとシンを騙してる




「シンに何をさせてんだよ!!!!」





そして、藤宮 淳は喉を鳴らしながら笑った





「何も知らねーのか

日向が選抜に無理矢理入れられたことも?」






……シンは選抜に望んで入ったんじゃないのか?




シン……




なんで言わなかった……






「約束さえ守れば何もしないさ……

優への”金”も、

お前ともう一人の黒髪のバスケ部にもな。

せいぜい、大人しく過ごすんだな」





ユウの生活費……?



一人暮らしで親戚のいないユウはそこから金を……?




シンは一人でずっと約束を守り続けてるって言うのか…?



ストーリーメニュー

TOPTOPへ