I'll protect you.
第36章 犠牲
その日はお母さんもいるからか、詳しい話はできなくてすぐに家に帰った。
シン君は反省文の多さに絶句したり、長期休みよりも多い課題に頭を抱えていた。
何か手伝えることがあればしてあげたかったけど、頭の悪い私達には課題を手伝うことができなかった。
何が原因で停学処分になったの……?
お兄ちゃんに何をされたの……?
……これからシン君はどうなるの?
わからないことでいっぱいだけど、
シン君を信じる
私はあえて何があったか聞かず、シン君が話してくれるのを待つことにした。