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I'll protect you.

第42章 巡り会い

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『直人?』

「どうかしたのか?」


奈々が俺の隣を歩きながら嬉しそうに笑う。



『なんか、直人が嬉しそうだから!』



嬉しそう?


そうかもな。



「大切な戦友が帰ってきたんだ」


『あーわかった。あの人だ』



奈々は俺の腕に絡み付いて離れない。


「知らないくせに」

『知ってるよ。私に会いに来たもん』


会いにきた……?


「そんな話、初耳なんだが?」



奈々はクスクスと小さく笑ってみせた。





『校門の前で超イケメンが私を呼んでるって言うんだもん。

驚いちゃったよ』





「それ、いつの話だ」





『2年前の秋。

”神崎はあなたを待ってる。今でもずっと”って……

それだけ言って帰って行ったの。

それで、もう一度直人とのことを考えて悩んで

直人とやり直すって決めたの……』




……そうゆうことだったのか




あいつが、奈々をもう一度




俺の元へ返してくれたんだ




「キザな奴」




『ほら、噂をすれば─────』





奈々はそう言って中庭を指さした





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