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I'll protect you.

第42章 巡り会い





知りたい……




心君は元気なのか……




何をして、どこにいるのか……




心君の ” あの ”言葉の意味を……





『待って!神崎くん!!

心君は……ッ』





「あいつは、

僕達のことも幸せにしてくれたんです」




神崎くんは立ち止まり、こちらを一切振り向かずに言葉を発した。





『直人!!』





神崎くんの遥か前から聞こえたその声に、神崎くんは優しく微笑んだ。






「…次は” あなた達 ”が幸せになる番ですよ」





神崎くんは、前方にいた肩までの髪を揺らす可愛らしい女性と肩を並べて歩いていった。





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