
ショートラブストーリー
第10章 美帆②
課長が連れてきてくれたのは、イタリアンのお店。
何にしようか迷った結果、課長がシェアプランを選んでくれて。
一つの皿料理を二人で分けながら食べるプラン。
…何か、カップルみたいなんですけど!?
サラダを銘々皿に取り分けていると、課長が感心したように
「盛り付けるの上手いね」
なんて言うから…変に緊張しちゃう。
「そういうところ、料理上手そうに見える」
「全然そんな事ないです!!」
焦って否定するけど、課長はふふっと笑って、あたしのグラスに白ワインを注いだ。
「俺、運転だから飲めないけど気にしないで」
「はい…いただきます」
ワインなんて飲むつもりなかったのに。
『これ、甘口だけどスッキリしててお薦めだよ。良かったら飲んでみて』
なんて言われて…断れないじゃない!?
ワインとお水で乾杯して。
美味しいんだけど…確かに美味しいんだけど。
ドキドキしすぎて、味がよく分からない!!
課長はそんなあたしに気付いてないのか…気付いてて気を紛らすようにしてくれたのか、色んな話題を振ってくれる。
仕事の事、部署内の事、休日に出掛けた先でのエピソード…
そのうち、あたしも緊張がほぐれて普通に話して笑ったり出来るようになった。
課長と話して、知れば知るほどに
やっぱり課長が好きだなぁ…
想いが深まっていくのが分かる。
食事も終わり、デザートが運ばれた。
そんな時に。
何にしようか迷った結果、課長がシェアプランを選んでくれて。
一つの皿料理を二人で分けながら食べるプラン。
…何か、カップルみたいなんですけど!?
サラダを銘々皿に取り分けていると、課長が感心したように
「盛り付けるの上手いね」
なんて言うから…変に緊張しちゃう。
「そういうところ、料理上手そうに見える」
「全然そんな事ないです!!」
焦って否定するけど、課長はふふっと笑って、あたしのグラスに白ワインを注いだ。
「俺、運転だから飲めないけど気にしないで」
「はい…いただきます」
ワインなんて飲むつもりなかったのに。
『これ、甘口だけどスッキリしててお薦めだよ。良かったら飲んでみて』
なんて言われて…断れないじゃない!?
ワインとお水で乾杯して。
美味しいんだけど…確かに美味しいんだけど。
ドキドキしすぎて、味がよく分からない!!
課長はそんなあたしに気付いてないのか…気付いてて気を紛らすようにしてくれたのか、色んな話題を振ってくれる。
仕事の事、部署内の事、休日に出掛けた先でのエピソード…
そのうち、あたしも緊張がほぐれて普通に話して笑ったり出来るようになった。
課長と話して、知れば知るほどに
やっぱり課長が好きだなぁ…
想いが深まっていくのが分かる。
食事も終わり、デザートが運ばれた。
そんな時に。
