愛の行く末
第2章 異変
日も落ちて、わしらは銀時の拵えた夕飯を食べ終えた頃だった。
坂本「美味かったぜよ!
なかなか器用なもんじゃ」
銀時「そりゃな、育ち盛りの娘をもつ
シングルファザーみたいなもんだからな
簡単な飯くらいは作れるようになる」
坂本「アッハッハ!
そうじゃのう!…ところで、あの娘は…」
銀時「神楽は今日新八の家に泊まるってさ、
新八の姉貴が呼びに来たんだよ」
坂本「そうかそうか!
なら、今晩はわしとおまん、二人っきりじゃのう♪」
銀時「あ、ああそうだな//」
坂本「あ、おんし今変なこと考えたじゃろ」
銀時「はぁ⁉︎
考えてねえし!
考えてんのはてめーだろ‼︎」
坂本「お?そうか?
ならわしの勘違いじゃのう」
銀時「全く、お前ってやつは
そんな事しか頭にねえのかよ」
坂本「……」
銀時 「…な、なに?
どうしちゃったんですかー!坂本さーん?」
坂本「……そうじゃ」
銀時「…あ?」
坂本「いつもおんしを見ると、触れたくなるんじゃ、
その白い肌に、唇に…
わしの恋人なのに、随分会えないせいか
誰かに取られるんじゃないかと…思ってしまって」
銀時の頬に優しく触れる
銀時「…ちょ、たつ…んん…」
何かを言おうとした銀時の唇を、自分の唇で塞ぎ、
徐々に深いキスをして行く。
銀時「ん、ふぁ…たつ…ま」
それとともに銀時の声が色味を帯びて行き、
わしの頭は興奮を抑えられなくなっていた。