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君がくれた愛

第3章 好き。

それから、琴乃は泣きすぎたのか俺の腕の中で寝ていた。
安心しているようで、悪夢はみていないようだ。

二(琴乃にそんな辛い出来事があったとは知らなかった…。
なんで、もっと早く気付いてやれなかったんだ…。)

俺は、心の中でじぶんを責めた。
でも、琴乃の寝顔を見るたびに

二「琴乃は俺が守る。」

という、気持ちが強くなった。
そして、俺の気持ちは固まっていた。

二「俺は琴乃が好きだ。
琴乃は俺が大事にする。
俺が、琴乃を幸せにする。」

そう、思っていた。
そして、琴乃が起きたらそれを伝えよう。
そう決めていた。

琴「ん…。
二宮さん…?」

二「おはよう。
二宮さんじゃなくて、和也ね?」

琴「あ…!
ごめん…!!
私、寝てたんだ…。
それに、名前も…。
ごめん…。」

二「大丈夫だよ。
名前は、今回は許す笑」

琴「ふふっ。
ありがとう。」

二「どういたしまして笑
体、大丈夫?
辛くない?」

琴「ん、大丈夫だよ。
和也こそ、大丈夫?
ごめんね。
本当に、ありがとう。」

二「俺は、大丈夫だよ。
こっちこそ、ありがとう。
俺なんかに話してくれて。」

琴「和也だから、話せたんだよ!!
この話、誰にもしたことなかった…。」

二「そっか…。
じゃあ、もっとありがとうだな」

琴「ふふっ。」

二「じゃあ、俺も大事な話していい?」

琴「うん、いいけど…。
どうしたの?」

やばい…。
こういったものの、俺すげぇ緊張してる。
やばい、言えるかな?

*切ります!*

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