テキストサイズ

お兄ちゃんは…

第7章 *始業式からの担任&副担任登場*

『そうですか。でもあなたがいないとクラスの人が困るのでは?あなたのクラスの生徒が。』

「そうですね…」
早く戻れ!
「でもその場合、晴嵐さんも一緒に戻らなければいけませんね。」
はぁ?
『どうしてですか?』
「晴嵐さんもクラスの一員ですから。」
はぁ?クラスの一員?あんたの?
そんなの絶対に許さないから。
親の力使ってでもそんな事させねぇよ。
ひ「先生…それはできません。」
ひな…
「どうしてですか?」
ひ「私、熱あるのでこれから帰るんです。クラスのみんなにうつすワケにはいきません…」
さぁ、これでもういいだろ?
早く戻れ!
「それなら私が送っていきますよ。晴嵐くんは教室に戻りなさい。」
はぁ!?
ふざけるな…
また、彼女みたいな人が…
ひなを彼女みたいな人にはさせない。
絶対に…
『それは結構です。俺も一緒に帰りますから。』
「どうしてですか?」
『家に帰ってひなを看病するだけです。何か?』
「許可はとってあるんだろうな?」
っ…
『今からとるのでご心配なく。』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ