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年下なんて関係ないっ!

第6章 ただの後輩

〜紗江 side〜

『ふぅー…』

酔いを覚まそうとベランダに出た。

火照った頬に涼しい風は、少し初夏の香りがした。



スマホの着信音が頭に響く。

『ん?爽子……もしもし?』

「もしもし…紗江?今、平気かな?」

『うん、大丈夫』

「さっきはごめんね。
私、人肌恋しくなっちゃって、天瀬くんと…あんなふうに……本当、後悔してる。
戸塚くんと紗江に呼び止められなかったら、今頃、一線越えてたかと思うと………。
本当に迷惑かけて、ごめん………。」

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