テキストサイズ

俺の好きな人

第9章 真琴の記憶




ズキヅ............




はぁ、またか..........
俺は昔の記憶がなくなってたまに頭が痛くなる。
頭が痛くなる時に誰かの声が聞こえてくる。聞き覚えがある声だ。







ー真琴好きだよ。






優しくてでも切ない声。
何回も聞いてるはずなのに、思い出せない。







「おい!真琴行くぞ!!」
「少しぐらい待てよ!」
「もう10分待った。」
「うっ........そう言えば会わせたい奴って誰だよ。」
「行けば分かる」







なんだよ!行けば分かるってなんかイライラする!!コイツ本当に俺の友達なのか?
友達じゃないかも.........。
でも、山口が嘘ついてるわけないしなぁ........









俺たちは学校へ向かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ