俺の好きな人
第14章 真琴の兄貴
水を飲んでいる真琴に話しかけた。
「なぁ、さっきの電話誰?」
「あ!.....叔母さんだよ!瀬戸起きてたんだ。」
「あぁ、まぁな。」
「ちょっと俺出掛けるから。」
「何処に?」
「えっと.....少し用事だよ!」
「.....そう...」
真琴はすぐに出ていった。
勿論俺は後をつけた。
嘘までついて隠し事するほどのことだから何かあるはずだ。
電話の相手まで嘘つく必要あるか?ないだろ。
それだけははっきりさせたい。
真琴をもっと知りたい。
全部話して欲しい。
俺だけを頼って欲しい。
そうゆう思いで尾行した。