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俺の好きな人

第15章 真琴と直樹の思い







あの日から俺は教室じゃなく保健室に行っている。
瀬戸に会わせる顔がない。











兄貴に会った。
瀬戸の事を兄貴は知っていた。
俺が友達を作るから、好きになるから、幸せになろうとするから、やっぱり俺は幸せにはなれない。










俺が幸せになって誰かが傷つくなら幸せにならない方がいい。
もう俺には瀬戸を好きになる資格なんてないのだから。









「山崎大丈夫か?飯ちゃんと食ってんのか?」
「大丈夫です・・・。」







宮本先生は保健室の先生だ。
勿論男だ。
男子校に女は危ないからな。
まぁ飯なんて最近食ってないかな。










兄貴と居ることが多いから。
瀬戸、今ごろ何してんのかな…。
眠い。








俺はベットを借りて少し寝ることにした。












                           

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