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〜Strawberry JAM〜

第3章 〜就職〜


ーピンポーン。


『おぅ。入れ。』


「お邪魔します。」




先日と同じように警備員のいるドアと
オートロックを通り部屋へ行くと
今度は矢神さんが通してくれた。






『こんにちは。私はJAMのマネージャーをしています、朝倉といいます。』


「あ、成瀬梨沙です!よろしくお願いします。」




部屋へ入ると30代半ばくらいの女性が
私に名刺を手渡してくれた。





『矢神からお話は聞きました。』


「はい!」


『成瀬さんにはJAMの第二マネージャーとして
働いていただこうと思っています。』


「第二マネージャー…?」


『えぇ、ここ最近忙しいので私だけでは
なかなか現場に足を運べないもので…。』


「私が、マネージャー…ですか?」


『大丈夫、仕事の管理は私がするし
ゆっくり教えていくから。
それにメンバーもあなたのことを話したら
積極的に指導してくれるみたいだし。』


「はい…。」


『俺はめんどくせーから教育はしねーぞ。』





積極的にメンバーも指導してくれる

その言葉を聞いて矢神さんの方を見ると
そう言われたが、矢神さんが取りいって
仕事をくれたと思うと嬉しかった。




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