不良の道
第1章 不良学校
[なぁ?!]
俺はビックリして
思わず変な声を出してしまう。
兄貴の後ろには
何十人もの学ランを着た生徒?が集まっていた。
生徒つっても
怖い顔してバットを構えてる奴ら。
野球でもすんのか?
いやっ違うなっ!
[なっ!何だよコレ!?]
俺が驚いていると、
[こいつらはボスの座を狙ってる奴ら。
モテる男は辛いよっ]
そう言って笑ってる兄貴。
いやいやっ!
逆だろっ!!モテてねーしぃ!
しかも、何で笑ってやがるんだよっ。
[兄貴!!笑い事じゃねーだろっ!どうすんだよ?]
さすがに、数が多すぎて逃げられない。
どうやら戦うしかないらしい。
そもそも、俺は関係なくね?
[颯斗っ。]
兄貴は俺の肩に手を置いて俺を見る。
[なっ、何だよっ?]
[頼んだぞ]
[はぁっ?]
[俺の代わりに戦ってこい。]
[はぁぁーあ???]
何言ってやがる!!
まじ、あり得ねーし!!クソ兄貴っ