不良の道
第6章 夜は二人っきりで秘密の時間
俺は保険室を探す。
武瑠は相変わらずついて来る。
1階を探す為、廊下を歩いているが…
何故か、ここの生徒にジロジロと見られている。
理由は分からない。
中学の武瑠がいるからか…
それとも、昨日の出来事が噂になってるか
どちらにしても、目線が痛い…。
[先輩…。何か見られてません?(小声)]
ボソッと俺にしか聞こえない音量で言う。
説明するのが面倒で頷くだけにした。
多分、武瑠には関係ない事だろう。
ボスの弟が新入生だから見てるかも知れねぇし…。
とにかく、保険室はどこだ?