不良の道
第6章 夜は二人っきりで秘密の時間
____朝_____
[……んっ…。]
颯斗は目を覚ます。
だが、起きずに寝返りする。
前を見た途端に
[うわぁっ!!えっ?……はぁ?……ちょっ…!?]
颯斗はビックリする。
横に居たのは……
昨日の夜、床で寝ていたはずの武瑠だったからだ…。
バァッと布団をはいで起き上がる。
そして、武瑠を思いっきり殴る。
ゴツンッ!!
と、痛そうな音がなる。
[いっ!!!??何すんすかぁー!!]
[何すんすかぁーじゃねーよ!!
アホ!何で、ベットに居るんだよぉ!!]
[……だって、床は痛いすもん。ふかふかのベットが良かったし……。
それに先輩と寝たかったから…]
[アホか!痛いぐらい我慢しろっ!
あと、変な言い方すんなっ!!別な意味に聞こえるだろ]
何が、先輩と寝たかったから…だ!?
男と寝るなんて可笑しだろ!!普通は!
はぁー。
これが女の子だったら嬉しいのになー…。