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幸せな時間

第2章 きっかけ

休み時間



このクラスは人数が少ないこともあって、皆仲が良い。


いつものように皆でしゃべっていると、


渡辺君が私をじっと見てきた。

私はドキドキして頬が少し紅潮するのを感じながら、あくまで平静を装いつつ、
「どうしたの?」
と聞いた。




すると


「くも」
と言われたので

「え?」
と少し裏返ってしまった声で尋ねた。

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