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カレーパンは恋の味

第2章 よく捏ねる

「300円です。」

ニコニコした店員さんに言われた。

高っ、

スーパーであんパン四個は買えるよ。

そう思ったけど、しぶしぶ払った。

「ありがとうございました!」にっこり

店員が次の客を見た瞬間、あわてて言った。

「アルバイトの募集を見たのですが。」

店員は、ああという顔をして

「少し、お待ち下さい。」と言って奥に入っていった。

しばらくすると、難いのいい男の人が来て私に言った。

「今から、違う場所で面接するから、付いて来てもらえる。」

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