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今日から悪魔授かりました。

第3章 救イノボタン


~帰り道~


今はある路地裏。
ここを通れば家に近いからだ。

少し暗いが……
なんとかなるや(笑)


するとーーーーーー
ドサッッ
「なっ?!」
誰かが俺に覆い被さっている
「クク…今日の獲物…見ーつけたっ」

次の瞬間
俺の弱点を分かっていたように

クロウが付けたキスマークの上に
そいつの唇が吸い付く。
「く…痛ッ」
でもーーーーーーー
感じると言うより…
痛いッ


そして次に強引なディープキス
「んっく…… ハァっん…ッ」
「可愛い…」

頬に這う指……

怖い…怖い……

クロ…ウ助け…て………



クロウの名前を考えて
紫の箱の中のボタンの存在に気がつく


それはズボンのポケットの中………!


ズボンのポケットに手を伸ばす
パシッと箱をつかんで

中のボタンを押す。

とーーーーーーーーーー

「てめぇ何してんだ。
俺のモノに」
聞き覚えのある声が空から聞こえる

空を見上げると……
バサッバサッバサッ……

黒い羽を生やした悪魔ーーーー

「クロウ!!」
「ったく心配かけんじゃねーよ。」
俺様で変態でドSな癖に

人に尽くすタイプ…か……
俺の心は何故かドキン……とした

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