
俺の人生
第17章 修羅場 !?
こんな所柴崎に見られたくない。
胸が苦しい。
罪悪感に孤独感、今それだけが俺を支配している。
こんなんだから俺は.......。
昔と変わらない。
そんな自分がうざいし憎い。
昔、消えたいと思ったことはある。
親と離れて暮らす、我慢するそれが家族にとっても幸せになるだろう。
ずっとそう思って生きてきた。
初めて好きって気持ちが分かった。
でも、俺の身体は他の身体も求めている。
欲しい足りない。
頭の中は全部そうだ。
人生。
それは俺にとって重い荷物でしかない。
ポロ...ポロポロッ.....。
「......柴崎っ......」
俺は誰も居ない静かな部屋で小さく呟いた。
その声だけが部屋に小さく響いた。
