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こういう体験を聞きました…みたいな

第3章 原因はお誕生日でした

今日は漣の誕生日だから
お家にお邪魔して、お祝いしようと、思っている。(後輩思いってことだよね うん)

ピンポーン

「はーい」

家から聞こえる可愛らしい女性の声。
おぉっ?ついに漣にも春がっ…?

「あ、漣のお友達?入って入って」

あれ…?どことなく漣に似てる…

「初めまして。漣の姉です。」

あ、なるほど…
じゃなくて、お祝いしなきゃ。

コンコン

「どーぞー」
「…漣?」
「ゎお!先輩!」

頭を少し覗かせると、漣が目を輝かせた。

「せんぱーい♪」
「きょ、今日漣の誕生日だから、その…来たよ…」
「うん!先輩ありがとう」

笑顔はとびきりイケメンなんだがな…

「で、何くれるの?」
「そ、それが、漣が何欲しいかよくわからなくて、直接聞こうと…」

考えてなかったんじゃないぞぉ?
分かんなかったんだ。

「俺はねー 先輩が欲しいの」
「……へ?」
「ね、くれるよね?」

…どうしようこの展開…
断れない…ってことは心の何処かでこうなるのを望んでいたってこと?

「ね?智矢」
「っ…///」

耳の中を漣の声が支配する。
吐息が微かに聞こえたきが……

「あ、お取り込み中ごめん」

その中に漣姉が入って来た

「漣ちょっとそこのスーパーまで行ってきてくれる?」
「は?やだし。姉貴が行けよ」
「行くよね(呪)」
「…行ってきます(涙)」

漣は半ば泣きながら部屋を出た

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