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こういう体験を聞きました…みたいな

第3章 原因はお誕生日でした

袋から一着ずつ出して行く。

「メイド服だぁ…」

仕方ないから着ることにした。
それにしても足元がスースーする。
漣姉曰くもうすぐ帰ってくるらしい。
とりあえず、漣姉の言った台詞を言わなくちゃ。

ガチャッと音がした。

「せんぱ…」
「お帰りなさいませ、御主人様///」
「………」
(うわーっ…恥ずかしっ///)
「れ…漣??」

無言の漣の顔を覗き込んだ。

「っ?!」

耳まで真っ赤な漣。

「漣…?」

…ちょっと不安になってきた。
やっぱメイド服がいけなかったのか?
それとも似合わない台詞が原因…?

「先輩…可愛すぎ…」
「ぉわっ!ちょっ…」

漣に抱き抱えられベッドにダイブした。

「れっ…漣……」

僕に抱きついた侭離れない漣。

「先輩誘ってるんですかー?」
「誘ってない…!」
「本当にー?」

声が上ずっているのは嬉しい証拠。
…よかったー…

「っひゃ?!」

いきなり首筋に生温かい物が当たり、変な声が出た。

「先輩、今日は泊まっていって下さいね」
「え… えぇっ?!」

結局、泊めていただきました。

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