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Principem auro

第4章 金色の少女

ある年の12月6日。
金色の子が生まれた。


当然、新しい王候補に国をあげて祝福をした。
昼にはパレードのように人がたくさん集まり、
夜には明け方まで宴会が続けられた。

例年の王誕生よりも国が賑わった。

それもそのはず…


新しい王候補は金色の目と、金色の髪の両方を兼ね揃えていた。
こんなことは国始まって以来一度もない。


そして、国で初めての女王。

尚且つ、その子は初代カトレア王の子孫であった

彼女こそが

アリア・ルイス


金色の姫と呼ばれ、後に最も国が栄えた時代を治めた王となる子の誕生であった



国ではさらなる安寧と繁栄の吉兆であると噂された。

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