テキストサイズ

ゆきずりの恋

第2章 私に興味があるの?

いくらって…どのくらいくれるの?

そうだな、3万くらいでどう?

小さな声でしゃべる男が、女子高生をビルとビルの間に立たせ、表通りから隠すような立ち位置にいました

ルーズソックス一足で3万円…

1,200円程度の靴下を、しかも穿き古したものを高価な金額で欲しいなんて、バカな大人がいるもんだ

売っちゃおうかな?

でも脱いだあと、どうしよう?

親になんて言い訳しよう…

そんなこと考えてるうちに男はすーっといなくなってしまいました

近くにお巡りさんがいたからでしょうか?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ