『ゆきずりの恋』第2章「私に興味があるの？」　12ページ

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ゆきずりの恋

第2章私に興味があるの？

携帯を持たされた高校生の頃、彼と別れ、塾に通い、勉強に励みました

駅の裏側、いかがわしいホテルやお店がすぐそばにある、そんな場所に塾はありました

塾が終わると母が駅まで迎えに来てくれますが、塾から待ち合わせ場所まで徒歩10分はかかり、電車が到着する時間と重なると人の並みが凄くて…田舎育ちにはキツかったですね

母の到着がしばらくかかるので適当なところで時間を潰すようにと言われた私はのんびり待ち合わせ場所に向かいました

すると怪しげな男が近寄ってきます

人通りが少なくなった路地で私に声をかけてきました

君の履いているルーズソックスが欲しいんだけど、いくらで売ってくれる？

初めてのナンパ？がこれかよ…内心ドン引きでしたが、お金の欲しい女子高生、少し話を聞いてみました