禁断兄妹
第33章 熱帯夜 ~ひとつになる夜~
お兄ちゃんの舌は容赦なく蠢いて
淫らな責めは激しさを増していく。
「やん、だめ、だ、め‥‥ッ‥‥」
苦しいほど息が上がって
かあっと熱くなった身体から汗が噴き出す。
責めこまれているその一点から
急速に膨れ上がっていく快感
「お、兄、ちゃーーー」
固く強張る両足
さっきキッチンでイかされた時と同じ感覚が蘇る。
今にもクリトリスが
弾けてしまいそう‥‥っ
「やん、もう、だ、め‥‥ッ」
叫ぶ私の声に
お兄ちゃんは舌の動きを緩やかに止めて
小さく笑った。
「イきそう‥‥?」
布越しに吹きかかる
艶めかしい吐息
「う、ん‥‥だめ、もう‥‥」
「いいんだよ‥‥イってごらん‥‥」
両足の間で
お兄ちゃんは甘く囁いたかと思うと
強く
クリトリスに吸いついた。