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ずっと傍に居て

第7章 運命か宿命か



彼の言い分もわかる

Sはあの日
彼女と別れると言った
でも
そんな素振りは
一度も見せてない

普通に連絡も取り合い
休みの日は
彼女と会っていた

もうすぐ彼女の誕生日らしく
別れるのは
それが過ぎてからと
言っていた

かと思えば
付き合いが長い分
切り出すタイミングが
わからないとか
何かと
渋っているようにも
思える部分もあった


先の見えない関係

そんなもの
あたしは望んでいない


そう悩んでいた

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