テキストサイズ

ダメンズlove

第2章 謎多きダメンズ・コウイチ

帰る時間になって支度をすると、コウイチさんはちょっと嫌そうな顔で「この後ここでまた打ち合わせがあるんだ」と言っていたけど、その瞬間以外は本当によく笑っていた。

私はそれでいいと思ってた。

休みもなく、やらなきゃいけないことを優先して頑張っているコウイチさんだから。

お互いが楽しく過ごせればいいと思っている私といるときくらい、バカやって笑っててほしかった。

だからこし、私はコウイチさんが望めば、オモチャにだってなってた。

オモチャにだっていつまでなっていられるのかわからなかったし。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ