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天使と悪魔の恋愛事情

第2章 人間界でのお仕事

「じゃあ今から行くけど、リオン。人間に見られたりとかしてないだろうな?」


「え?ちっちゃい子どもたちには見えてたっぽいよー?手を振ってきたから振り返してあげたよ!」


私は満面の笑みでそう言った。


ボカッ!


「いったーい!!何すんのさ!」


「何すんのさじゃねぇよ!人間には見られるなってあれほど言ったし、他の天使にも言われたろ!」


「むぅー…でも、それを手助けするのが上級天使のアルジーの役目じゃん?」


「う…まぁ、それはそうだけど…」


アルジーはたじたじになっちゃったから私の勝ちだね!
こういう口喧嘩は絶対に私が勝つんだ~
そういえばお仕事しなくていいのかな?


「ねぇアルジー、お仕事は?」


「あ、ヤベェ!急ぐぞリオン!」


「うん!わかった!」

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